和具浦の海の幸

和具浦 ワカメ漁~塩ワカメ~

和具浦漁港は「かおり風景100選」にも選ばれ『和具浦漁港の塩ワカメづくり』は知られた存在。2月~4月頃のワカメ漁。特に数十基の塩ワカメ作りの釜が並び、沸き立つ湯気とともに潮のかおりが港全体にたちこめます。伊勢湾最大の離島である答志島和具港特有の早春の風物詩です。

こうなごぼし・ちりめんぼし

和具浦漁港には、島内外からコウナゴやジャコが水揚げされます。コウナゴは生のまま出荷されるものもありますが、大半は島内で釜揚げや干物に加工されます。ジャコはチリメンとして加工され出荷されますが、いずれも地元で水揚げされたコウナゴやジャコだけを原料にしており、それだけに、味は絶品で、知る人ぞ知る鳥羽の特産品です。塩わかめ作りとともに、島の風物詩の一つです。

和具浦ブランド 鰆(サワラ)曳き釣り漁

和具浦のサワラ曳き釣り漁:漁場となる伊勢湾は、カタクチイワシやイカナゴなど、サワラのエサとなる魚が豊富。そのため、潮の流れに乗って湾内に入ってきたサワラの群れには、良質な脂がしっかりと乗って、格別においしくなるのです。サワラを狙う曳き釣り漁は、釣糸を海に流して船を走らせながら獲る漁法です。刺し網などで獲ったサワラとは違い、和具浦の漁師達が一本、一本、大切に釣り上げたサワラには、ストレスがなく傷みも少ないのです。釣ったその場で特別な技術で絞めていき、さらに鮮度を保ちます。和具浦ブランドのサワラは市場でも特に評価され、和具浦の漁師が誇る名産となっています。さわら漁の最盛期は初夏から秋まで。漁獲量は減りますが冬のサワラも格別の旨さです。

伊勢海老